三宅さんは岡山市内がご出身ということですが、上山に来られたきっかけは？

三宅さん当時勤めていた大阪の証券会社の仕事を続けることに違和感を感じてた頃、日本の田舎が衰退しているというニュースを見て、田舎の再生に興味を持ちました。
何か新しい働き方、暮らし方ができないかと色々情報集めていく中で、上山を知りました。
上山の、地道な活動を続けている場所でありながらも、ビジョンが大きい所に惹かれ移住を決めました。

なぜキャンプに目を向けたんですか？

三宅さん以前から、働き方を考える中で「自然をうまく活用して、人が集まる場所を作りたい」という思いがあり、上山に来たときに、この大芦高原キャンプ場を紹介していただき、運営することを決めました。

証券会社からのギャップは無かったですか？

三宅さんむしろ、こっちの方がしっくりきました。
自分で色々物事を決めて動かしたり、自分の手で物づくりしたり、自然環境の中で過ごすことはすごく楽しいです。

このキャンプ場の特徴は？

三宅さん一つは、焚き火がメインで楽しんでいただける点です。
焚火台があればどの場所でも可能ですし、直火ができるエリアも設けています。

もう一つは、手ぶらで来ても、気軽にキャンプが出来るところです。
テントや寝袋、調理器具のレンタルもあるので、手ぶらで手軽にキャンプを楽しんでいただけます。
あと、5つのエリアのうち、3つが車を横付けできるオートキャンプエリアです。残りの2つは、森や山の中の雰囲気を楽しめるエリアなので、様々なキャンプのニーズを満たせるキャンプ場になっています。

近くに温泉施設もあってロケーションもいいですね。

三宅さん歩いて行ける距離（1キロ位の距離）に雲海温泉さんがあり、大変喜ばれています。
景観も、９～１１月上旬頃には、ほぼ毎日のように雲海が見えるなど、様々なエリアで朝の景色が楽しめ、元旦には初日の出を見る方で毎年賑わいます。
楓と桜などが密集しているエリアでは、秋は紅葉、夏は星空などが楽め、その星空の綺麗さに驚かれるお客様もいらっしゃいます。

最後に、今後の展望は？

三宅さん焚き火のワークショップや、グリーンウッドワーク（切ってきた木をそのまま形にする）などを開催したきたので、火おこしをして、その火を使ってマシュマロを焼いたり、大人も子供も楽しめるようなワークショップもメニュー化していきたいです。